□仙台・白石へっぽこ道中記□
*はじめに*
「旅に出たい・・・」と今回も唐突に思い立ち、当初は通い慣れた京都あたりにするつもりでした・・・
んが!
「どうせ行くなら、今(自分の中で)最高に熱いまーくんの街“仙台”に行くべきでは?!」
そして
「それなら小十郎の“白石”も行かないといかんだろ!」
と思い直し、あれよあれよと旅立ちました。
以下、そんな勢いに任せた一泊二日仙台・白石旅行レポートです。
*準備段階*
一人旅ということで個人旅行パックを調べるも、ことごとくない!何故か仙台は一人を拒む・・・
色々調べた結果、JRひがしにほんのMaxやまびこ仙台発着限定&6月までの期間限定という限定だらけの3割安切符を発見!ホテルも駅近くの女性にも懐にも優しいところを発見し、押さえられました。これでパック旅行とあまり変わらぬお値段での旅ができました。
そしてインターネットを使って仙台・白石の情報もかき集め、いざ出発!
*一日目*
○東京駅○
朝5:45に家を出発。バス電車を乗り継ぎ、東京駅発7:16のMaxやまびこにて仙台へ。
二時間二十分かかりましたが、寝ていたのでさほどのことでもなく。やっぱり近いね、仙台。
○仙台駅○
9:26仙台着。ホテルに荷物を預けると、駅に取って返して観光案内所でマップ等を貰い、案内を受ける。
駅前から出ているという観光循環バス“るーぷるバス”を利用。
※一日乗車券600円は3回以上乗るなら絶対買うべし。このカードを見せると割引を受けられる施設も多い(博物館や瑞鳳殿など)
やってきたバスはレトロで可愛いが、機能的には・・・。目の前にわらわらといる修学旅行生や観光旅行のおばさまたちとすし詰めになりながら瑞鳳殿へ。
○瑞鳳殿○
瑞鳳殿前にて降車。結構な坂道に歓迎される(笑)
※ココの写真撮ったのですが、手違いで削除・・・バカなわたし(泣
受付で拝観券を購入し、いよいよ見学へ。どきどき・・・
ココから見てもきらきらです!
こちらが政宗公の廟所です。ンマー豪華!
戦災で焼失してしまったものの復元ですが、なかなか感動。細部を見ると・・・
可愛らしい桜の箔押しがv
隣の忠宗公のは椿・・・だったかな。この写真もない・・・(汗
こちらは伊達家の紋を刻んだ金桶(名前がわからない;)
この後不覚にもデジカメの電池が切れ、替えを預けた鞄の中に忘れるという失態を犯したわたくし・・・携帯での撮影で続行いたしました。
○仙台市博物館○
さて、次は市博物館へ。るーぷるバスを待っていると、すぐにやって参りました。
「おかしいな・・次はあと10分は来ないはず・・・」と思っていたら、なんでも増発便だそうで誰一人乗ってない!(笑)
さっきのすし詰めがウソのような貸切状態で博物館へ。
博物館はもちろん撮影禁止なので、何一つ映像がございません・・・
でも展示物は素晴らしいのひとこと!まーくん直筆の書状がもっさりとv
そしてあの金のブローチも!
・・・と、ブローチから離れようとしたとき
「ちょっとちょっとちょっと!ね、コレ見て!!!」
と、見知らぬおばさまにいきなり腕を引っ張られました。
「は、はい!?あ、ソレ見ましたけど・・・」
よく見ると首から社員証みたいなのをぶら下げてらっしゃる。ああ案内のボランティアさんか、と納得。しかしこちらのそんな心の動きなどは露知らず、おばさまお話したくて仕方ない様子です。
「あ、そう?あのね、このブローチはね、政宗さんの愛妾からのプレゼントだったっていわれてるの知ってる?」
ええ?!そうなの!?知らんがな。
なんでもおばさまによると、このブローチは南蛮渡来の可能性が高く、宣教師経ちとともにやって来た南蛮人の中には女性も多数いたのではないか。そんな女性の一人がまーくんの愛妾となり、コレを贈ったのではないか。という説もあるのだとか。
思わず、山岡せんせいの小説の話を持ち出したら「そうでしょそうでしょ!そういうこともあったのよ、きっと!」とすごく嬉しそうでした。
おばさま「きっと政宗さん、その人をすごーく愛してたのよっv」
わたし「なるほど・・・でも政宗さん、他にもすごくいっぱい女性を抱えてらっしゃいましたよね・・・」
おばさま「うん、でも外国人なんて他にいないもの!絶対愛してたのよv」
わたし「そうですねぇ・・そういうこともあるかもしれませんねぇ・・・・」
わたしの相槌に満足したのかおばさまは言いたいだけ言って、さささーっとどこかへ行ってしまわれました・・・とにかくこのおばさまの東北弁が可愛くて可愛くて、それ以上何も言えなんだ・・・
他にも伊達家の優品という企画展では、お嫁入り道具やらまーくんや小十郎の兜やらの展示があり、なかなか楽しかったです。
そして兼ねてより欲しかった「政宗文書」2・3を売店にてゲット!お高くて重いけど、これくらいまーくんのためならえんやこらっ!
※ホテルでぱらぱらと見てみたんですが、コレまるっきり研究用です。古文書読み方講座を受けねば読みこなせません・・・orz
○片倉小十郎屋敷跡○
さて、博物館を出ると以前頂いた「小十郎の屋敷跡がすぐそばにありますよv」という素敵なコメントを思い出し、きょろきょろ。
周辺地図と博物館内にあった城下のジオラマを頼りにウロウロすると、なんとバス停から来る間にあったではないですか!
行きは気づかなんだ・・・(汗
いやそれにしてもね、こじゅのお屋敷ね、城に近すぎっ!!!
他の一門やらを差し置いて一番近いといって過言じゃない!大手門出てすぐだよ、すぐ!(笑)
(まーくん、毎日のように来てたんじゃないのか・・・)とか妄想が膨らみます。
○仙台城址後○
そしてお次は仙台城址跡です。地図で見る限り目と鼻の先なので(歩こうか・・・?)とも思いましたが、文書が重いのでバスを使いました。これが正解!
さすが山城だけあってそのうねうねとした坂道は歩きで登るのはキツイ!その上、結構な交通量なので危険です。みなさまもバスをオススメします。
ハイ、石垣です。ここからまた上に登ります・・・
はい、伊達政宗公騎馬像前でございますvvv
天気が悪かったのでこんな真っ黒いまーくん・・・うう、無念。
後姿なんかも撮ってみたり・・・
本丸跡地からの眺望。広瀬川が流れてます。
とりあえず仙台市内の見たい所は見た時点で時刻は12時過ぎ・・・
とにかくお腹がすいたのでお昼ご飯を食べるために駅前に戻る事にしました。
○仙台駅前○
お昼はダンナオススメの「喜○」の牛タン定食v
いやー、テールスープがんまい!塩タンもおいしゅうございました。
写真を撮りたかったのですが、女一人テーブル席にて牛タン定食を食らう姿は何かと注目を集め・・・断念。意気地なしと呼んでください・・・orz
さて午後はどうするかと思案して、瑞巌寺を見ようと松島へ足を伸ばす事に。
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